展翅はきれいな標本を作り、きちんと残すために重要です。生展翅には傾斜展翅板、軟化展翅や裏面展翅には平板を使います。翅の形を整えた後、触角をVの字に整形します。

触角は展翅テープの下に挟み込むのが一般的ですが、私は別途自作のテープで整形しています。

小型の蝶と大型の蝶を展翅した状態。

  1. 展翅板の下半分から展翅を始める。上半分は上下反転して展翅
  2. 通常の生展翅は傾斜板、裏展翅は平板を使用
  3. 蝶の背面中央やや腹よりに、翅と垂直に昆虫針を刺すことが最重要
  4. 触角は展翅テープとは別に75g/m2程度のトレーシングペーパーで作ったテープで挟んで整形